決済猶予の予約に関する利用規約
決済猶予の予約に関する本制度 (以下に定義) は、日本においてプログラムの利用登録を行った旅行会社 (以下「エクスペディア TAAP「クマの手」会員」または「貴社」といいます。) が、予約時に初めて後払いのオプションを選択し、本規約を読み終え、無条件に同意した場合にのみご利用いただくことが可能です。決済猶予の予約に関する本制度は、ワシントン州で設立された法人であり、1111 Expedia Group Way West, Seattle, WA 98119, USA に所在する Expedia, Inc. (以下「エクスペディア」、「当社」または「自ら」といいます。) が提供する制度です。
本規約にご同意いただけない場合は、決済猶予の予約に関する本制度をご利用いただけません。 エクスペディアは、エクスペディア TAAP「クマの手」会員に対し書面による通知をもって、本規約を変更する権利を留保します。
前文
(A) エクスペディアとエクスペディア TAAP「クマの手」会員は、日本における旅行会社アフィリエイト契約を締結し、エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、随時改定されるエクスペディアの旅行会社アフィリエイトプログラムに参加することに同意しました (以下「原契約」といいます。)。
(B) 両当事者は、エクスペディア TAAP「クマの手」会員が以下に定める条件において特定の顧客による支払いを延期させるため (以下「決済猶予の予約に関する本制度」といいます。)、下記第 1.1 条に定める期間中における、特定の付加的権利を含める原契約の改定を希望しています。
(C) 原契約に基づくそれぞれの義務の継続的履行を約因とし、両当事者は、以下に定める条件により、原契約を改定することに合意します。原契約の他のすべての条項は、完全に効力を有し続けるものとします。
(D) 本利用規約に定義されていないすべての用語は、原契約に定められた意味を有するものとします。
よって、両当事者は、以下のとおり合意します。
1. 発効日および条件
1.1 これらの条件 (以下「本規約」といいます。) は、予約時に初めて後払いのオプションを選択することにより承諾した日 (以下「発効日」といいます。) から有効となり、本規約に従って終了するまで、または原契約が効力を有し続ける限り (原契約がその満了をもって、またはその条件に従って終了した場合)、有効であり続けるものとします。
1.2 本規約は、原契約を補足し、またその一部を構成するものとし、本規約に定める範囲においてのみ原契約を変更するものとします。両当事者は、本規約が原契約の有効性または執行可能性に影響を及ぼさず、原契約の他の条項の修正、変更、改変または権利放棄を構成しないことを認め、同意するものとし、そのすべては完全に効力を有するものとします。本規約には、原契約のすべての条項が適用されるものとし、原契約の条項と本規約の間に相違または矛盾がある場合には、本規約が優先するものとします。
1.3 本対象取引 (以下に定義) にかかる支払いは、エクスペディア TAAP「クマの手」会員が、顧客の残額支払期日の 7 日前 (以下「アフィリエイト支払期日」といいます。) までに、エクスペディアに対し送金されなければなりません。エクスペディアによる当該支払いの受領を条件として、コミッションは、かかる予約が消化された予約となった暦月末日から 30 日以内に支払われるものとします。
1.4 エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、その従業員および承認されたサブユーザーによる決済猶予の予約に関する本制度の利用について、常に責任を負い、適切に監督するものとします。エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、その従業員およびサブユーザーによる決済猶予の予約に関する本制度の利用を監視し、悪用の疑いがある場合には、エクスペディアに対し直ちに通知するものとします。
1.5 エクスペディア TAAP「クマの手」会員並びにその従業員およびサブユーザーは、常に本規約を秘密として保持しなければなりません。
2. 決済猶予の予約の対象取引
2.1. 決済猶予の予約に関する本制度は、以下に掲げるすべての条件を満たす予約に対してのみ利用可能です。
2.1.1. Expedia Collect 予約 (Expedia Collect (事前決済) の旅行商品、エクスペディア特別価格ホテル (ESR)、事前払いなど) であり、返金可能な宿泊施設。
2.1.2. 出発日が、予約日より 14 日 〜 280 日までの間である予約、または当社がEメールにて、随時貴社に指定するその他の期間である予約。
(それぞれ「本対象取引」といいます。)
2.2. (意図的に空白とする)
2.3. エクスペディアは、いつでも以下を行う権利を留保するものとします。
2.3.1. 自らまたはエクスペディアに代わり第三者に依頼し、財務調査 (信用調査を含む) を実施する権利。貴社は、当社または当該第三者が財務調査を実施できるよう、合理的な支援およびデータを提供するものとします。
2.3.2. 上限額 (以下に定義されます) を変更する権利。
2.3.3. 本規約の第 3.1 条に従い、有効な顧客情報が正確に提供された証明を貴社に求めることを含む、貴社の本規約にかかる遵守状況を監査する権利。
2.3.4. 上記第 2.1.2 条に定める出発日 / 予約枠の要件を変更する権利。
2.3.5. 決済猶予の予約に関する本制度の利用条件として、他の要件を与える権利。
2.4. 貴社は、すべての対象取引の未払残額の総予約売上 (GBV) が、いかなる時点においても、当社が別途Eメールまたはエクスペディアシステムで通知した上限額 (以下「上限額」といいます。) を超過しない場合にのみ、決済猶予の予約に関する本制度を利用することができます。上限額に達した場合、および / または超過した場合、決済猶予の予約に関する本制度への貴社のアクセスは停止されます。
3. 顧客との連絡
3.1. 貴社は、本対象取引を行う際、顧客の氏名、顧客のEメールアドレス、顧客の電話番号、残額の支払いに使用されるクレジットカードの詳細等を含むエクスペディア TAAP「クマの手」ウェブサイトのすべての関連項目を、正確かつ完全に記入するものとします。貴社が本条に従わない場合、当社は、決済猶予の予約に関する本制度への貴社のアクセスを停止する権利を留保します。
3.2. 貴社は、当社が当社の裁量により、予約の完遂に重大な影響を与える一定の状況 (例 : 危機、残額の回収不能または貴社の債務超過の場合) につき、顧客に連絡することがあることを了承するものとします。 当社は、マーケティング目的で顧客に連絡することはありません。
3.3. 貴社が債務超過に陥った場合、貴社は、法人クレジットカードを使用して支払われた場合でも、当社が (当社の単独の裁量により) 顧客のクレジットカードに直接返金することができることにつき、同意するものとします。
4 支払い
4.1 残額の支払いは、顧客のクレジットカードまたはエクスペディア TAAP「クマの手」会員のクレジットカードにより行うことができます。貴社は、予約の際に、チェックボックス機能を使用し、顧客のクレジットカードまたはエクスペディア TAAP「クマの手」会員のクレジットカードのいずれを使用するかを指示するものとします。顧客のクレジットカードまたはエクスペディア TAAP「クマの手」会員のクレジットカードのいずれを使用した場合でも、予約時に認証が行われます。クレジットカードの情報は、エクスペディア TAAP「クマの手」ウェブサイト上に安全に保管され、残額支払期日までに請求されます。
顧客のクレジットカードによる支払い
4.2 エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、(i) 予約の全額支払期日 (すなわち、 予約の返金不可となる日) (以下「残額支払期日」といいます。) に 、顧客が予約の支払いに有効なクレジットカードを有することを確認するために、予約時にエクスペディア TAAP「クマの手」ウェブサイトに顧客のクレジットカード情報を入力し、(ii) 残額 (以下に定義) の適時支払いを確実に実行できるため、顧客のクレジットカードの有効期限が残額支払期日を超えることを確認した場合、または、顧客のクレジットカードが予約日から残額支払期日までの間に失効する場合には、残額の適時支払いを確実に実行できるように、最新の顧客のクレジットカードの提供を行い、または顧客に対し最新の顧客のクレジットカードを提供させる、(iii) 顧客に対し、残額支払期日を書面で通知を行い、かつ残額支払期日の 7 日前までに、少なくとも一通の書面による督促を送付するものとします。
4.3 対象取引の全額 (以下「残額」といいます。) の顧客による支払いは、エクスペディア TAAP「クマの手」会員が予約時に顧客のクレジットカード詳細を確認し、顧客が遅くとも残額支払期日までに残額の全額を支払うことにより、行われなければなりません。
4.4 エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、顧客に対し、残額が支払われるまで、クレジットカードの詳細はエクスペディアにより安全に保管されることを通知するものとします。
4.5 エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、エクスペディアに代わり、アフィリエイト支払期日以前に顧客から残額を回収したり、いかなる時点においても保証金を徴収したりしないものとします。
4.6 残額支払期日以前に、予約に使用されたクレジットカードの有効期間が切れ、貴社が最新の顧客のクレジットカードの提供を行わない (または顧客から提供させない) 場合、当該予約は下記第 5.3 条に定めるキャンセルされた予約とみなすものとします。
エクスペディア TAAP「クマの手」会員のクレジットカードによる支払い
4.7 エクスペディア TAAP「クマの手」会員のクレジットカードによる支払いの場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、予約時にエクスペディア TAAP「クマの手」ウェブサイト上にて自己の法人クレジットカードの詳細を入力するものとします。当該クレジットカードは有効でなければならず、残額の適時支払を確実に実行できるように、その有効期限は残額支払期日を超えるものでなければなりません。予約日から残額支払日までの間に、エクスペディア TAAP「クマの手」会員のクレジットカードの有効期間が切れた場合、貴社は、当社が残額を請求できる、当該エクスペディアTAAP「クマの手」会員のクレジットカードに代わり、他のエクスペディア TAAP「クマの手」会員のクレジットカードを当社に提供するものとします。貴社は、貴社がかかる対応を行わない場合、当社が予約を取り消し、当該予約が下記第 5.3 条に定めるキャンセルされた予約とみなされることを、了承するものとします。
4.8 残額は、遅くとも残額支払期日までに、エクスペディア TAAP「クマの手」会員がエクスペディアに対し支払われなければなりません。
4.9 エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、顧客から保証金を徴収しないものとします。
5 予約のキャンセル
5.1 貴社は、顧客からの具体的な依頼に基づかない予約を取り、またはこれを許可することをしてはならないものとします。また、貴社は、予約が顧客・サプライヤー間のものであり、かかる顧客の同意なしに、貴社がキャンセル、その他の変更を行うことはできないことを了承するものとします。
5.2 残額支払期日前に予約がキャンセルされた場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員へのコミッションは支払われないものとします。
5.3 エクスペディアがアフィリエイト支払期日に残額を回収できない場合、エクスペディアは更に 2 回の残額回収を試みるものとします。残額回収に 3 回失敗した場合、エクスペディアは予約を取り消し、エクスペディア TAAP「クマの手」会員および / または顧客に対しその旨を通知するものとします (以下「キャンセルされた予約」といいます。)。当該予約は、原契約に基づき無効な予約となるものとします。
5.4 キャンセルされた予約があった場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、顧客が新規予約の不要を明示し、その旨を確認した場合を除き、残額支払期日までに顧客のための再予約にかかる、あらゆる合理的な努力をしなければならないものとします。再予約にかかる費用が当初の予約よりも増加した場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員はその追加分を負担するものとします。かかるキャンセルされた予約に伴う顧客に対する責任は、エクスペディア TAAP「クマの手」会員が負うものとします。
5.5 キャンセルされた予約の結果としてエクスペディア TAAP「クマの手」会員が行う再予約は、当該ウェブサイト上の同じホテルで同一または更に上位の客室が予約されなければならないものとします。本ウェブサイト上で同一ホテルの同一または更に上位の客室を確保できない場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、(i) その旨を直ちにEメールにてエクスペディアに通知しなければならないものとします。Eメールの宛先はエクスペディア TAAP「クマの手」会員のアカウントマネージャーとし、件名に「URGENT」と記載するものとし、(ii) エクスペディアから別途指示がない限り、当初の予約の中で予約されたホテルに可能な限り近い、同一またはそれ以上の星評価のホテルで、更に上位の客室を予約しなければなりません。エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、キャンセルされた予約の結果、予約内容に変更が生じた場合はこれを速やかに顧客に伝えるものとします。
5.6 エクスペディアは、キャンセルされた予約について、責任を負わないものとします。エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、かかる状況下で顧客によりなされたすべての苦情、請求または訴訟 (以下「クレーム」といいます。) にかかる費用を負担し、本規約第 7 条に基づき、エクスペディアを補償するものとします。
5.7 エクスペディア TAAP「クマの手」会員がアフィリエイト支払期日に残額を支払わない、または顧客が残額支払期日に残額を支払わないことにより、エクスペディアおよび / またはエクスペディア TAAP「クマの手」会員に対してクレームが申し立てられた場合、(i) 顧客からエクスペディア TAAP「クマの手」会員に対しクレームがあった場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員はクレームの発生およびその後顧客から受けた連絡事項を直ちにエクスペディアに通知するものとします。(ii) エクスペディアは、かかるクレームについて自己を防御し、解決を試み、または和解する唯一の権利を有するものとします。(iii) エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、エクスペディアが、かかるクレームについて、自己を防御し、解決または和解しようとする場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員による費用負担で、解決または和解に至るためにエクスペディアが要請するすべての合理的な情報および支援をエクスペディアに提供するものとします。(iv) エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、エクスペディアがエクスペディア TAAP「クマの手」会員に対し書面で要請しない限り、もしくは法令または裁判所の命令により要請される場合を除き、かかるクレームに関していかなる対応も行わないものとします (ただし、エクスペディア TAAP「クマの手」会員が顧客から更なる連絡を受けた場合を除く)。エクスペディア TAAP「クマの手」会員は顧客に対し、エクスペディアに直接連絡するよう伝え、関連する連絡先を提供するものとし、すべてのコミュニケーションにおいて、顧客に対し真摯な対応を継続するものとします。(v) クレームに関して、エクスペディアが顧客と解決または和解に至った場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、当該和解の確定のために、エクスペディアに全面的に協力するものとし、エクスペディアが当該目的のために合理的に必要とする文書の調印を含みますが、これに限定されません。
5.8 クレームがエクスペディア TAAP「クマの手」会員に対してのみなされた場合 (すなわち、エクスペディアとエクスペディア TAAP「クマの手」会員の両者ではない)、エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、自己の費用負担において、当該クレームについて、防御、解決または和解を行う責任を単独で負うものとしますが、当該クレームの発生および結果について、エクスペディアに通知するものとします。
5.9 エクスペディア TAAP「クマの手」会員に対し、キャンセルされた予約に関連するコミッションは発生しないものとします。
6 解約および停止
6.1 原契約が終了した場合、本規約は自動的に終了するものとします。
6.2 エクスペディアは、Eメールによる通知をもって、いつでも本規約を解除し、または決済猶予の予約に関する本制度を直ちに停止させる権利を留保します。
6.3 いずれの当事者が本規約を解除した場合、エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、以後一切の本対象取引を行ってはならないものとします。なお、本規約の解除は、既に予約され、かつ消費されていない本対象取引には影響を与えないものとします。
6.4 本第 6 条に定める権利および救済は排他的ではなく、法令、原契約および本規約に定めるその他の権利および救済に加われるものとします。
7 補償
エクスペディア TAAP「クマの手」会員は、エクスペディア、その Expedia Group メンバーおよび関連会社、ならびに全ての取締役、役員、従業員、ライセンシー、代理人および委託業者 (以下、併せて「被補償当事者」といいます。) に対し、本規約への違反 (エクスペディアに対するクレームを含むがこれに限定されない) に起因または関連し、いずれの被補償当事者が合理的に負担した費用、損害、料金 (弁護士費用 (弁護士・依頼人 (solicitor-client) ベース) およびその他の専門家の費用を含むがこれらに限定されない) について補償し、免責するものとします。
8 監査
8.1 エクスペディアは、いつでも、以下に掲げる原契約および本規約に基づく貴社の履行を監査する権利を有するものとします。
8.1.1 貴社の原契約および本規約にかかる義務の遵守に関する検査、または
8.1.2 当社が合理的な根拠をもって、原契約または本規約への重大な違反が疑われる場合
8.2 また、貴社は、貴社に対する監査の実施を要求または要請する規制機関に対し、当社の書面による明示的な同意の下、原契約に基づく貴社の履行もしくは貴社または当社の準拠法または規制機関が制定するその他のガイドラインへの遵守に関する監査を許可するものとします。
8.3 当社は、監査実施前に、貴社に対し事前に通知するものとします。
8.4 本第 8 条に基づき実施される監査の間、貴社は、当社および / または規制機関が、貴社および貴社の委託業者および代理人の敷地、施設、人員、帳簿、財務勘定およびその他当社および / または規制機関が当該監査目的で必要とする情報へのアクセスを許可、または許可を確保するものとします。
8.5 本第 8 条に基づく貴社の履行を監査する権利を害することなく、貴社は、本第 8 条の監査を行うために、当社または規制機関が必要とする記録、帳簿、財務勘定、予約フォームおよび情報の写しを、速やかに当社および / または規制機関に提供するものとします。
9 準拠法および管轄裁判所
本規約には、原契約の準拠法および裁判管轄が適用されるものとします。